英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

減速するユーロ圏経済

 晴れ。今日は終戦の日。もう67年も経ってしまった。
 ギリシャが2年間の財政再建期間の延長を模索している。来週開催される予定のドイツのメルケル首相との会談で提案される予定だ。より長い時間をかけて、少しずつ財政を再建していくことを目指している。
 2013年から14年にかけて目標としていた歳出カット幅は目標に達せず、追加の資金調達が200億ユーロほど必要になるそうだ。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/979cd2f4-e635-11e1-ac5f-00144feab49a.html#axzz23ZHQf7fg
 ユーロ圏経済の見通しがあまり芳しくない。フランスとドイツの4〜6月期は、経済減速は避けられたが、ユーロ圏全体をけん引するほど力強くもない。
 14日公表のデータによると、総額13兆ユーロのユーロ圏経済は縮小している。今年第2四半期の成長率は0・7%の減少。ドイツは年率換算で1・1%の成長にとどまった。イタリアやスペインは深刻なリセッションに陥っている。特に、ドイツの減速が大きい。南部欧州の債務危機が北欧州の経済を押し下げている構図がうかがえる。
 IMFや米国政府などは、余裕のある国に財政出動するよう呼びかけている。つまり、ドイツのことだ。 
 しかし、ドイツの失業率は6・8%と低水準にとどまり、メルケル首相に対する支持率も高い。ドイツの再考を促す国内圧力は低い。しかし、ドイツ自体がリセッション入りするとなると、再考の余地がある。
http://online.wsj.com/article/SB10000872396390444318104577588483371390156.html?mod=WSJAsia_hpp_LEFTTopStories