曇り。
大統領選が近づき、米国経済や政治への関心が徐々に高まってきた。
米国の失業保険の申請件数が減少している。米国経済の健康状態を示すサインとして、労働市場がゆっくりとながら、安定に向かっている。
http://blogs.wsj.com/economics/2012/08/10/vital-signs-chart-lower-jobless-claims/
貿易収支の改善も好材料になっている。欧州債務危機が、米国の輸出にそれほど影響を与えていないことが示された。
http://www.calculatedriskblog.com/2012/08/summary-for-week-ending-aug-10th.html
副大統領候補に選ばれたライアン氏に対し、早速クルーグマン教授らが「米国史上、もっとも詐欺的な予算提案だ」と痛烈な批判を浴びせている。
ライアン氏は今後10年間で4兆ドルの歳出を削減すると提案しているが、その3分の2が低所得者層向け支出の削減からねん出する。
ライアン氏の発想は、基本的に富裕層を減税し、貧困層や不運な人に対する公的援助を削ることを考えている。「it’s voodoo economics, with an extra dose of fantasy」と強烈だ。
http://economistsview.typepad.com/economistsview/2012/08/ryans-budget-the-most-fraudulent-proposal-in-american-history.html