英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

中央銀行の一週間

 空が青い。
 昨日の男子サッカーは素晴らしい戦いぶりだった。バドミントン女子も健闘し、柔道男子のような残念なニュースの一方、明るい話題も多く、元気が出る。
 今週は中央銀行の行動への期待で始まった一週間だった。FedもECBも何らアクションはとらなかった。しかし、ECBは国債買い取りの全体図をレイアウトし始めており、Fedも9月にQE3に踏み切る観測が出ている。
 米国経済全体についていうと、住宅関連指標は上向いているが、製造業関連は依然として弱い。
 http://www.calculatedriskblog.com/2012/08/summary-for-week-ending-aug-3rd.html
 雇用統計についての見方。2種類の統計があり、先週金曜日の雇用統計は雇用者に尋ねた調査である。もう一つ、家計調査があり、この調査によると、雇用者数は減少している。また、職探しをあきらめる人も増えている。
 家計調査は結果の振幅が激しいマイナス面を持つが、より幅広い職業をカバーしており、新たに事業を起こした自営業者の動向もつかむことができる。
 http://economix.blogs.nytimes.com/2012/08/03/what-the-jobs-numbers-mean-for-fed-policy/
 先週の雇用統計について。予想以上に良かったので、今後のFedの追加緩和観測が後退したかのようにみえるが、2つの落とし穴がある。一つは賃金が回復していないことだ。もう一つが上述した家計調査における雇用回復の遅れ。
 http://economistsview.typepad.com/economistsview/2012/08/fed-watch-employment-day-updates.html