英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

ヘゲモン待望論

 今週月曜日は、米国市場がメモリアルデイでお休み。金曜日には5月の雇用統計が発表される。事前予想では、非農業部門新規雇用者数の増加幅は15万人と予想されている。4月の11・5万人より若干増加する。
 失業率のコンセンサス予想は前月と変わらず8・1%。
 添付のグラフをみると、雇用者数が最低だった2010年2月と比べて、375万人の新規雇用者を追加してきたが、第二次大戦後の雇用回復事例と比べると、長い長い回復過程にあることがわかる。
 http://www.calculatedriskblog.com/2012/05/schedule-for-week-of-may-27th.html
 主権国家同士が対等に話し合い、問題に対処したり、物事を決めていくことが難しい、と感じられ始めている。こうした国際協調体制が幻想であるのなら、中国やロシアのような、共通の価値観を持たない国に対処することができない。ゆえに、明確なルールを設定し、結果に責任を持つことのできる「ヘゲモン」を待望する声が出て始めた。
 http://economistsview.typepad.com/economistsview/2012/05/we-need-a-hegemon-who-wont-drive-us-crazy.html