風が強く、雨まじりの空。
金利上昇にかけた投資判断が間違っていたとして、ピムコのビル・グロスが投資家に詫びた。「ピムコのセンターは、太陽がまぶしくて、フライの打球をいくつか取り損ねた」と。
ビル・グロスは投資の方向性をぐるっと変えて、Fedのツイストオペが長期金利引下げに効く、と判断し、短期証券から長期債にポートフォリオの重点を移した。
これについて、「危険な投資」と評する声があがっている。
ピムコのトータル・リターン・ファンドの今年のリターンはわずかに1.1%。ベンチマークであるバークレイズのインデックスが6%であるのに比べて、大幅に低い。
http://www.ft.com/intl/cms/s/0/c2b7f5ba-f5b1-11e0-be8c-00144feab49a.html#axzz1ao2eQgC5
S&Pがスペインの格付けを引き下げた。
ダブルAからダブルAマイナスに、ワンノッチの引き下げ。上から4番目の投資グレードだ。
スペインでは来月に総選挙が予定されていて、社会党政権は大敗が予測されている。現在、150億ユーロを調達するために、政府保有の空港会社などの株式売却が予定されている。
GDP対比の財政赤字比率は09年の11%から、今年前半は9%にまで下がる。
しかし、今年の財政赤字を6%にし、来年は4.4%にする目標は達成できないとみられている。S&Pは、地方財政が足を引っ張る、とみている。
累積債務の対GDP比は70%(!)で、100%を超えているギリシャやイタリアと比べても低い。 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/c43644fc-f5fa-11e0-bcc2-00144feab49a.html#axzz1ao2eQgC5
危機に陥った国や銀行を救済するため、フランスとドイツが幅広い点で合意に近づいた。 http://online.wsj.com/article/SB10001424052970203914304576630563370512954.html
欧州金融危機は、重大な局面に近づいている。EFSFは増強され、ギリシャは11月初旬にも次のローンの分割払い分を受け取る。現在の議論の焦点は、欧州銀行の資本増強と、EFSFのレバレッジ(?)に向かっている。
http://www.calculatedriskblog.com/2011/10/summary-for-week-ending-oct-14th.html