英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

中国への提言

 中身のない首相会見が続く。FT電子版トップはニューズコーポレーションのBスカイBからの買収撤退報道。
 今週末のストレステスト(欧州の)に関する記事。ドイツの公共セクター銀行であるHelaba銀行がテストの対象外になった。これでテストの対象行は91から90に減少。テストの信頼性を危うくする事態だ。
 ドイツの銀行は、テストの実施機関であるEBAと鋭く対立している。今回のHelaba銀行についても、ハイブリッド資本をコアTier1に算入するか否かで意見の相違があるようだ。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/bfdc2dde-ad63-11e0-bc4f-00144feabdc0.html#axzz1RkRgHifx

 マネーサプライブログより。昨日公表の日銀論文が話題に取り上げられている。日本の、特に1970年代の経験を生かすよう、中国当局に求めている。
 論文によると、中国の経済成長は投資に過度に偏った成長で、労働者は成長の分け前に預かることができないでいる。この結果、都市部における雇用の創出が阻害され、生産性も減速してしまう。環境にも良くない。
 何が求められるかというと、一つは労働分配率の向上。もう一つが、金利の引き上げだという。
 http://blogs.ft.com/money-supply/2011/07/13/learn-from-us-bank-of-japan-economists-tell-china/#axzz1RkZ4xiJu

 米銀の第2四半期決算が出始めた。JPモルガン・チェース純益は54億ドルで、13%の増益だった。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/761a22f6-ae11-11e0-a2ab-00144feabdc0.html#axzz1RkRgHifx