英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

金融緩和時代の終焉

 暖かい春の朝。昨夜の地震はびっくりした。東北は大丈夫だったのだろうか。
 岩波新書の「パル判事」(中里成章著)を読了。公平で、かつ冷静な筆致で、戦後日本が作り上げた”パル神話”を暴いていく。良書。

 トップニュースはECBの利上げ。ポルトガル救済の動きが並行して進められる一方の出来事だ。
 http://www.ft.com/cms/s/0/e4c95f16-6143-11e0-ab25-00144feab49a.html#axzz1IspI3I2J
 政策金利は1%から1.25%に。ただ、ポルトガルアイルランドなど、経済が弱っている国を利上げが直撃する危険性もある。
 ポルトガルは昨晩(4月6日)に、70から80億ユーロの支援を求めることを決めた。
 一方、英国のオズボーン財務相は、財政赤字削減への取り組みのために、歳出を削減していることを正当化するために、ポルトガルの事例を引き合いに出した。
 ポルトガルの場合、同国内の銀行がポルトガル国債を買うのをやめた恐れが出たことが、救済申請につながった。
 政策担当者が次に注目するのはやはりスペイン。木曜日のスペイン国債の取引は堅調だった。

 マーケット概況から。
 http://www.ft.com/cms/s/0/0b8586f0-5e67-11e0-b1d8-00144feab49a.html#axzz1IspI3I2J
 昨夜の地震でマーケットも警戒感を強めた。やはり、福島第一がどうなるのか、注視されている。