高まる東京五輪の延期論。NYTより。
参加選手や競技団体から、IOCに対して開催延期を求める声が相次いでいる。
もしIOCが主張する通りであるなら、数千人のアスリートが7月24日に東京で開会式で行進していたことだろう。
コロナウイルスの感染拡大により、各種の国際大会が白紙になっているのにも関わらず、2020年の五輪組織委員会は大会を開催すると言い続けている。しかし、今や、大会関係者は批判と選手たちの押し戻しに直面している。
最大級の亀裂の一つが、米国の水泳関係者からの延期を求める発言だ。彼らは、物理的に障害があって練習ができないと主張している。米国の陸上団体からも延期を求める声があがった。
ノルウェーの五輪組織委員会は金曜日に声明を出し、コロナのパンデミックが収束するまでは開催を延期すべきだと述べた。ブラジルの組織委員会も2021年までの延期を求めた。
日本国内でも圧力の兆候がある。日本の組織委員会メンバーである山口香氏が延期を求めたのだ。
IOCのバッハ会長は木曜日のインタビューで、大会は中止されるべきでないと述べつつ、延期の可能性について言及した。ただ決定はすぐになされないとし、まだ4カ月残っているとし、待ちの姿勢を正当化した。