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中間選挙の前哨戦

 雨と強風。台風が関東に接近中である。
 米国では秋の中間選挙に向けた前哨戦が活発になっている。注目はオハイオカンザスの両州だ。オハイオの特別選挙は、現在の政治的な気象条件の先触れと考えられている。そして、カンザス州の知事選挙は共和党を2分する事態となっている。中間選挙は激しい選挙が予想される。
 2016年の大統領選で11%ポイントの差をつけてトランプ大統領が勝利したオハイオ州の下院選挙区では、共和党のBalderson候補が、薄氷の勝利を収めた。カンザス州の州知事選挙も大接戦だった。
 しかし、オハイオ州では不在者投票などがあり、その数が得票差よりも大きい。
 しかし、最終的な選挙結果がどうであれ、この特別選挙における僅差の得票は、共和党が今年11月の下院議員選挙で過半数を維持できるのかどうか、深い影を投げかけた。民主党共和党から過半数を奪うには、23議席で勝つ必要がある。
 今回の選挙は民主党が標的にしていた下院議員選挙区の典型である。こうした選挙区ではトランプ氏に対し、郊外に住む共和党有権者の不満が高まっているからだ。
 一方、トランプ大統領は選挙戦の後半に登場し、彼の演説後は選挙戦が有利に進められると胸を張った。
 https://www.wsj.com/articles/widely-watched-ohio-house-race-too-close-to-call-1533699321?mod=hp_lead_pos1