英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

シンガポールへの視線

 曇り。梅雨の空である。
 今週は何といっても今日開催の米朝首脳会談への注目である。トランプ大統領は早速ツイートで、「我々はすぐに本当の取引が行われるのか、知ることになる」と述べている。間もなく、長く待たれていた米朝首脳会談が開催される。世界を戦争の危機から救い出し、平和の見通しをもたせることができるのか、今のところはっきりしない。
 シンガポールにおける首脳会談は、米国と韓国首脳が言う数か月ないしは数年かかるプロセスの始まりに過ぎない。サミットにあたり、米国のポンぺオ国務長官は、トランプ氏とキム氏の相対での会談が、フレームワークをつくることになるだろう、と述べた。ただ、韓国の文大統領は、深く根付いた敵対心は、1回の会談で拭い去ることはできない、と警告した。1年か2年、もしくはさらなる年数が、問題の解決には必要になるとの現実的な指摘である。
 シンガポールには5000人のメディア関係者が世界中から集まっている。
 日本と同様、こういう大きな外交イベントによって、国内におけるトランプ氏絡みのスキャンダルは影が薄くなっている。
 https://www.wsj.com/articles/singapore-summit-pompeo-says-u-s-is-firm-in-commitment-to-north-korean-denuclearization-1528700650?mod=hp_lead_pos1