Duy教授。イールドカーブがフラット化すると、Fedはより積極的な姿勢に転じるかもしれない。
結局、Fedは以前から計画している徐々に金利を引き上げていく計画を推し進める予定である。債券市場はこの政策を推し進めるリスクを強く警告しているのにも関わらず、だ。ここでDuy教授としては、イールドカーブに特に焦点を当てて論じている。2007年以降でカーブはもっともフラット化し、逆イールドに急速に向かっているという。
逆イールドカーブをみてFedが政策を再考するかどうかは、政策担当者にとって次の議論の焦点となる。そして、そのことは、最近のFed幹部の発言から答えを読み取ることができる。彼らはどうやら、今回の逆イールドは、過去に起きたのとは違う意味を持っていると考えている節がある。
投資家にとっては、2つの示唆がある。一つは、来年にかけて、Fedは非常にアグレッシブに金利を引き上げていくことだ。経済指標が強い限りは、イールドカーブにかかわらず利上げを進めていくだろう。
2つめは、Fedが次のリセッションに火をつけかねない火花と遊んでいることだ。
https://www.bloomberg.com/view/articles/2018-06-08/fed-could-get-more-aggressive