米国の雇用統計が公表された。失業率は2000年代以降で初めて、4パーセントを切った。
4月の失業率は第二次大戦後としては、もっとも低い水準となった。歴史的にも長い雇用拡大が続き、その勢いは減速する兆候が見えないからだ。株価は当初足踏み状態にあったが、一日の取引を通じては上昇した。投資家は雇用統計の報告に喜びを見せている。賃金も緩やかながら上昇しているからだ。インフレ率は封じ込められ、Fedは計画しているゆっくりとした利上げ路線を継続しそうだ。
新規雇用者数は、製造業やヘルスケア、会計などの分野で増加し、16・4万人の増加となった。今年平均の月増加数は20万人となり、昨年の18・2万人を上回っている。
経済は2010年10月以降、毎月雇用者数を増やし続けている。91か月連続の拡大だ。
https://www.wsj.com/articles/u-s-adds-164-000-jobs-in-april-unemployment-falls-to-3-9-1525437126