英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

大学進学の効用

 エコノミスト誌より。大学進学の効用は、若者にとって以前より重要になっている。ただ、経済的なリターンは低下し続けている。
 ソウルのある教室では、多くの10代の子供たちが机に覆いかぶさるようにして勉強をしている。8時に勉強が始まり、4時半に終わる。しかし、何人かの生徒は家に帰らず、10時まで残って勉強を続ける。韓国の若者にとって、学位はどこにでも付きまとう。高等学校を卒業した学生の7割が韓国では大学に進学する。2000年に37%だった学位の取得率は、7割に急増した。早くから受験勉強競争が始まり、有力な民間幼稚園ではウェイティングリストができている。
 韓国のケースは極端なケースである。しかし、ほかの国でも多かれ少なかれ、若者の大学進学率は大きく上昇している。
 https://www.economist.com/news/international/21736151-financial-returns-are-falling-going-university-more-important-ever