英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

米国の貯蓄率

 今日も晴れ。PCを変えてから、どうもブログの調子がおかしい。
 米国の貯蓄率は12年ぶりの低水準に沈んでいる。株価の上昇が影響している、との分析である。
 貯蓄から株式投資へのシフトが起きており、もし株価が急落すれば、消費者の資産は危険にさらされることになる、と警告している。
 株価の上昇と雇用市場の改善が、米国人をリスク資産に向かわせている。楽観的な消費が起きているのだ。
 米国の家計純資産は、2008年の56兆㌦から2017年に97兆㌦まで膨らんだ。エコノミストのいう資産効果によって、消費者が膨らんだ資産を消費に振り向けるのは自然なことである。
 しかし、市場が過熱し、家計があまりに投資に傾斜すると、赤信号がともる。2000年代半ばと1990年代後半のような過去のバブルは、その前に資産価格が上昇していた。
 昨年12月の米国人の貯蓄率は2・5パーセント程度まで落ちた。これは2000年代の住宅ブーム時並みの低さである。当時は株価の上昇を生かして、旅行や新車などに使った。
 https://www.wsj.com/articles/u-s-consumer-spending-rises-in-december-as-incomes-improve-1517233281