英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

債券セルオフ

 今日も晴れ。
 グローバル債券市場で売りが起き、市場を揺らしている。それを受けて、株式市場も昨年8月以来の下落に転じた。
 米国10年国債金利は2・7パーセントをつけた。4年ぶりの水準であり、株式市場は反転に脆弱な状態を見せた。
 世界経済の力強さについて、湧き上がる楽観主義は株式市場を押し上げた。今年の株式市場のスタートは1987年以来の好調さであった。しかし、長引く低インフレに関する関心が市場によみがえり、中央銀行は再び金融緩和に積極的にならざるを得ないとみられている。
 幾人かの投資家とアナリストは、債券金利がどこまで上昇し続けるのか、疑い始めている。債券金利が上昇すれば、借入コストは割高になる。そして、潜在的には企業が成長するための安い資金に依存しにくくなる。
 投資家たちは今や、FRBが今年3回の利上げ計画を最後までやり抜き、ECBも金融危機時の刺激策を終了させるとみている。同時に日銀が2018年にも超金融緩和を縮小させることを警戒している。
 米国の債券金利は月曜日に一時2・73%をつけた。
 https://www.ft.com/content/90d37b4e-0510-11e8-9650-9c0ad2d7c5b5