英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

米国外交政策の転換

 今日は晴れ間が広がる。穏やかな朝。
 ダウが節目となる2万6000ドルを超えた。2万5000ドルを超えてから、8営業日で1000ドル上昇した。最後の上昇は、投資先に飢えたマネージャーや個人投資家が後押しした。「メルトアップ市場」と呼ぶ人もいる。溶け上がる?市場とでも訳すのだろうか。
 市場への恐れから、欲望へ市場を支配するムードが変化している現象を指した用語である。ある投資家は、現在の株価上昇は通常の話であると、正当化することは難しいと認めている。
 https://www.wsj.com/articles/melt-up-rally-propels-dow-above-26000-as-fear-turns-to-greed-1516222815
 トランプ政権の外交政策の特徴が見えてきた。湾岸諸国の首脳を持ち上げ、欧州とは距離を置き、中国とロシアと厳しい話し合いは避けていく、というものだ。米国の外交政策は大きく引っくり返された。
 昨年5月、トランプ大統領を乗せた飛行機がリヤドからテルアビブへ到着した。これはトランプ氏にとって初めての外遊であるだけでなく、サウジアラビアイスラエルを直接結ぶ、初めての大統領の飛行だった。そして、これは大統領が世界に、誰が友人で敵であるのかという考えを示す象徴でもあった。
 まず隣国であるカナダとメキシコを大統領就任後、初めて訪問するという慣行は昔話となった。
 https://www.wsj.com/articles/how-donald-trump-has-upended-u-s-foreign-policy-1516185000