快晴。
今週のエコノミストのカバーストーリーは、地政学の話題。米国の世界的な影響力はトランプ氏になって衰えつつある、と指摘している。トランプ大統領のアジア歴訪はこの事実を隠すことはできない、と手厳しい。
ちょうど一年前、トランプ氏が大統領に選ばれた。多くの人々が、米国の外交政策は悲惨な末路を迎えると予想した。彼は貿易協定や同盟関係を破棄し、ルールに基づいた世界秩序に文字通りの爆弾を落とした。
NATOは時代おくれであり、NAFTAはかつてなく最悪の貿易協定であるとこき下ろす。
しかし、そのガ切りにおいて、トランプ氏の外交政策は約束したほど恐ろしいものではなかった。パリ協定から離脱し、TPPも破棄した。しかし、彼はこうしたむちゃくちゃによって孤立主義に突き進んでいるわけではない。
NATOは離脱していない。むしろ、東欧における米国の同盟国はトランプの激しい口調を歓迎すらしている。世界でほとんど関心がもたれていないことだが、アフリカでは、前政権の政策を自動的に更新している。
https://www.economist.com/news/leaders/21731132-presidential-tour-asia-cannot-hide-fact-america-has-turned-inward-hurting-itself