晴れ。
注目のFOMCである。10月から4・5兆ドルのポートフォリオ縮小を開始し、12月利上げの可能性も捨てていない。
今回政策金利は据え置いた。しかし、2017年中にもう一回利上げする可能性を描いている。インフレ率が低く、今年もう一回動くことへ疑問の声がないわけではない。
会見したイエレン議長はなぜゆっくりと数年かけて利上げをしていくのかについて問われ、「われわれは、経済の回復が力強いと信じている」と話した。
ここ数ヶ月のあいだ、Fedからメッセージが発信されていたバランスシート縮小については、全会一致で可決された。イエレン議長いわく、基本的なメッセージは、米国の経済パフォーマンスは良好であること、金融政策を正常化される手順は、経済が実質的に回復していることによって十分正当化できる、というものだ。
今週、もっとも大きな論点は、12月とそれ以降の利上げに関する議論だ。Fed幹部らによる最新の経済見通しによると、今年もう一回の利上げが示唆される。しかし、長期(over the long run)でみて利上げが必要かというと、わずかながら、緊急性がないとみる意見もある。
注目のロンガーランレベルの金利見通しは、medianで2・75パーセントに引き下げられた。6月は3%だった。
パズルとなっているのがインフレ率で、小品価格の下落やドル安、労働市場のスラックが原因だとされたが、これらの影響が後退しても依然として物価は上昇していない。
https://www.wsj.com/articles/fed-keeps-december-rate-rise-on-the-table-eyes-slower-path-for-increases-1505930513