曇り。
ジョン・ケリー国務長官が、先日の国連における対イスラエル決議について弁明した。2カ国間アプローチは危険にさらされていると警告している。
非常にコメント数の多い記事であり、WSJ読者の高い反響を呼んでいる。
水曜日に、ケリー長官は、イスラエル側が示唆するように、国連の非難決議の背後に米国がいるとの推測を強く否定した。そして、オバマ政権はイスラエルの強い同盟国であることを強調している。イスラエルは米国がパレスチナと協力して国連非難決議を推進していくとの情報を得ていると話している。
あと数週間で離職するのを前に、ケリー長官は和平に必要な条件からかけ離れた動きをしているイスラエル、パレスチナ双方を非難した。
しかし、ケリー長官発言でもっとも注目すべきは、イスラエルのネタニヤフ首相に向けられたものだ。イスラエルの動きは、和平の機会を逸するものだと非難している。
「イスラエルの首相は公式には2カ国間の解決を志向している。しかし、彼の現在の政権はイスラエルの歴史上もっとも右寄りの政権であり、彼らはより大きなイスラエルを目指していることは明白だ」と述べた。
この発言はトランプ次期大統領とネタニヤフ首相の関係を牽制したものだ。
http://www.wsj.com/articles/john-kerry-defends-u-s-approach-to-israeli-settlements-1482944129