英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

新国務長官の素顔

 晴れ。今日は寒い。
 米国の新国務長官人事について。トランプ氏はティラソン氏のことを世界の指導者たちをよく知るワールドクラスプレーヤー、とほめたたえ、ロシアと大規模な取引を行うと述べた。「彼は企業経営者以上の存在だ」と手放しでの褒めようだ。
 ロシアとの取引とは何を意味するのか。共和党議員の多くはロシアに対して警戒するよう促している。ウクライナやシリアなど、米国の利害が関係する地域で影響力を拡大しようとしているからだ。
 http://www.wsj.com/articles/trump-defends-exxons-tillerson-as-world-class-player-1481469868
 トランプ政権の顔ぶれについて。エコノミストが去り、ゴールドマンがやってきた。しかし、ゲイリー・コーン氏がトランプ政権のNEC議長になることは、珍しいキャリアの道筋ではない。
 ビル・クリントン時代の1993年に創設されたNECの初代議長は、ロバート・ルービンだった。ゴールドマン出身者がワシントンで幅をきかせているのは、驚くべきことだ。金融危機の最中、ゴールドマンとワシントンの古きパイプがここまで機能し続けるとは誰も思わなかっただろう。
 http://economistsview.typepad.com/economistsview/2016/12/economists-are-out-goldman-is-back-in.html