英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

利上げは近い

 晴れ。
 注目されていたイエレン議長の議会証言。
 イエレン議長は議会証言に臨み、住宅や失業給付、インフレは過去数年間でもっともよい経済統計の数字となっており、経済は非常によい進展をみせていると述べた。また、2018年の任期まで議長職を全うするつもりだと述べた。
 イエレン議長の議会証言は、ドルが2003年以来の高い水準をつけ、10年債利回りが高どまりしている中で行われた。12月利上げに耐えられるほど十分、米国経済は強いとの認識をイエレン議長は示した。
 具体的には、Fedは比較的早く、利上げに動くと述べた。
 また同時に、米国大統領選挙は中央銀行の評価を変えないと述べた。むしろ、利上げをあまりに長い期間ためらうことは、経済を過熱させる危険性があると警告した。ビハインド・ザ・カーブ、つまり後手にまわるリスクは限定的であり、今後数年間にわたり、利上げをゆっくりと進めていくと何度も述べた。
 トランプ氏が提案している減税や歳出増加が、Fedの将来見通しを変えるかどうかはわからないと述べた。
http://www.wsj.com/articles/feds-yellen-rate-increase-could-become-appropriate-relatively-soon-1479387604