小雨。
原油価格がじりじり上昇している。昨年11月以来の水準で、減産への期待が背景にあるようだ。主要な産油国は日曜日にカタールで会合を開く。しかし、実際の価格への影響は未知数だ。
米国のシェールオイル産出地域をはじめ、いくつかの産油地域では投資の削減が始まっている。しかし、グローバルにみれば、生産は需要を上回ったままだ。
原油のトレーダーたちは日曜日の会合待ちの姿勢を見せている。日曜日のカタール、ドーハ会合は今年後半に起きるであろう本格的な生産調整の前哨戦と見なしている。一方、減産は効果がないと見ているトレーダーもいる。
ロシアは協議を支持するとのニュースは、価格を下支えしている。しかし、合意に参加国が参加するのか、疑問も残っている。たとえば、イランはいかなる減産合意にもためらいを見せている。というのも、生産が制裁前の水準まで回復するまでは、合意しにくいからだ。その規模は日糧400万バレルに達する。
ただ、ロシアの言い回しが変化したのは、大きな前進だとみる分析もある。
http://www.wsj.com/articles/oil-prices-up-in-volatile-trade-1460459830
米国のとうもろこし輸入が急増しているのだという。米国内の生産は記録的に良いにも関わらずだ。為替や船、鉄道による輸送コストが複合的に作用している。ブラジルやアルゼンチンなどからの輸入のほうが割安である。
http://www.wsj.com/articles/corn-imports-surge-in-u-s-despite-record-harvests-at-home-1460485875