英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

円高再び

 晴れ。暖かい。
 FOMC後、軟調だった株価は上昇に転じた。原油価格も40ドルを回復している。
 http://www.wsj.com/articles/global-stocks-rise-as-fed-signals-slower-rate-hikes-1458204510
 通貨安を狙った中央銀行の試みにも関わらず、グローバルな通貨が軒並み上昇している。円からノルウェーまで。中央銀行は金融市場に対するコントロール能力を失いつつある。
 日本の円が典型例だ。木曜日、ドルに対し1・1パーセント下落し、111・39円をつけた。
 日銀のマイナス金利導入も関わらず、円は今年8パーセントも上昇した。
 これは2008年の金融危機以降、続いている超低金利政策がマーケットにゆがみを引き起こしているせいだ。そして、それが金融市場の変動を高めている。
 RBS証券の通貨ストラテジストは、「中央銀行は政策の厳戒を試していることに、関心が高まっている」と述べている。いつも工具箱から道具を取り出していると、そのうち工具箱の中は空っぽになってきた。
 http://www.wsj.com/articles/global-currencies-soar-defying-central-bankers-1458258134