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金利見通し引き下げ

 晴れ。日に日に暖かさが増してくる。
 さて、注目のFOMCである。Fedは利上げを見送り、金利の見通しを引き下げた。世界経済の成長が弱いことと、最近の金融市場のボラティリティの高まりを受け、金利見通しを引き下げた。
 17人の委員による新しい見通しによると、2016年のFF金利見通しの中央値は0・875パーセント上昇するというものだ。これは今年2回の利上げを意味する。前回12月の見通しでは4回の利上げとみていた。ということは、とりあえず6月のFOMCでの利上げの可能性が高い。
 イエレン議長は記者会見で、中央銀行としてもし新たな脅威が拡大しても、対応する手段が限られていると述べた。
 現在、Fedベンチマーク金利を0・25から0・5パーセントの間に据え置いている。今後の動きについて、スケジュールを示さず、実現した、あるいは予想される経済条件次第だと述べ、利上げはゆっくり進めていくと述べた。
 2017年以降の金利見通しも引き下げた。17年末は1・875パーセント、18年末は3パーセントだ。長期の均衡金利も3・25パーセントと、12月見通しの3・5パーセントから引き下げている。
 http://www.wsj.com/articles/fed-leaves-interest-rates-unchanged-lowers-outlook-for-further-increases-1458151656