英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

トランプ候補の必然

 今日は久しぶりに晴れ間が広がる。 
 プーチン大統領によると、ロシア軍はシリアからの撤退を開始するという。シリアのアサド大統領と会談した後の突然の表明である。
 http://www.wsj.com/articles/putin-orders-withdrawal-of-some-russian-forces-from-syria-1457980402
 クルーグマン教授。トランプ候補が台頭したのは、アクシデントではない、と。
 共和党エスタブリッシュ層は、米国の評判が落ちたのはバラク・オバマのせいだと思い込んでいる。そして、タイム誌のカバー写真を飾る人物のように、米国を救うのは共和党の大統領であると。
 トランプへの道は遠く以前から敷き詰められていた。イデオロギー的な右派が共和党を牛耳るようになった時点からだ。そしてそれは完璧なのっとりだった。それは生き残った共和党の大統領候補をみればよく分かる。
 トランプ候補も含め、どの候補も富裕層に対する大規模な減税を提案している。共和党支持者の多くが富裕層への増税を支持しているのにも関わらずだ。
 http://www.nytimes.com/2016/03/14/opinion/trump-is-no-accident.html?partner=rss&emc=rss
 ちなみに、2013年2月にタイム誌のカバーを飾ったのは、ルビオ氏である。彼は、いすに座ったままの大統領は反逆者であると示唆した。
 http://content.time.com/time/covers/0,16641,20130218,00.html
 FTのロビン・ハーディング記者がトランプ候補が日本にとって持つ危険性を警告している。東京は、彼らの不可欠な同盟国がトランプ氏を大統領に選ぶのではないかと、複雑な気持ちを抱いている。というのも、トランプ氏が何度も不公平な貿易と米国軍のただ乗りを指摘しているからだ。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/4a75ab20-e75a-11e5-bc31-138df2ae9ee6.html#axzz42vOwNE24