英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

ブルームバーグ参戦

 朝方は曇りだが、昼前から晴れ間が広がる。
 米国の大統領選にニューヨークのブルームバーグ前市長が参戦の意向を示しているという。ニューヨークタイムズが最初に報じた。氏が立候補すると、共和党ではなく、民主党に打撃を与えると観測されている。
 氏は現在73歳。トランプ氏の支持率が予想以上に上昇し、しかもその支持率が持続していることから、出馬検討に至ったものとみられる。
 すでに氏はコンサルタントを雇い、独立系候補としての出馬を検討している。
 氏が出馬を検討するに至ったのは、共和党の候補者たちによる極端なレトリックに驚いたからだと分析されている。さらに、民主党ヒラリー・クリントン候補も、よりリベラル色の強いサンダース候補の追い上げを受け、ヒラリー氏自身も左寄りの主張を強めていることがある。
 しかし、冷静にみると、ブルームバーグ氏の勝利はナローパスであり、確率は低い。というのも、ブルームバーグ氏は銃規制に積極的な支持を与えており、それ以外にもリベラルな社会観を持っている。これは共和党支持者から支持を得られそうもない。また、民主党支持者にしても、ブルームバーグ氏はウォールストリートに近い考え方を持っており、これまた支持を得られにくい。
 ブルームバーグ氏は過去、何度も所属政党を変えてきた。最初に市長として立候補したときは共和党から出馬した。氏は3月までに大統領選への対応を決めそうだ。
 http://www.wsj.com/articles/michael-bloomberg-mulling-run-for-president-as-an-independent-1453568255
 ケリー国務長官がシリアの和平協議に参加した。国連主導の協議だが、シリア政府をどの党派が代表するのかについて、依然として主要国の意見は分かれている。
 サウジの反対は残っているものの、ケリー長官は理解は進んでいると述べた。
 http://www.wsj.com/articles/john-kerry-assures-syria-peace-talks-will-take-place-1453556057