英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

カナダの移民政策

 曇り。雨模様。
 米国の利上げによる勝者は誰か。それは外資系銀行になるだろうという指摘。
 外資系銀行の米国支店は今年、Fed当座預金に対して支払う62億ドルの利払いのうち約半分を受け取った。外資系銀行の資産規模は、全米の銀行資産の15パーセントに過ぎないにも関わらず、だ。それはFedリザーブに占める割合が異なるからだ。
 利上げによって、Fedが支払う利息は倍増する。
 http://www.wsj.com/articles/big-winners-as-fed-raises-rates-foreign-banks-1450909844
 移民は受入国にとって負担ではなく、成長の推進力になる、との見方がある。カナダ政府は教育を受けた外国人の同化政策に力を入れている。欧州の取り組みとは好対照だ。
 力のこもった報告。
 カナダのオンタリオは、ブリュッセルやパリと比べると、寂れたドンくさい街と思われるかもしれないが、それは誤解である。最初は欧州から、そして次はアジアや北アフリカなどからの大量の難民が、この街の姿を大きく変えた。そして、この街の特徴は、多くの外国籍住民がフルタイムの仕事を見つけ、教育でも高い成果をあげていることだ。これは欧州の現実とは大きな落差がある。
 国連の最新推計によると、現在、生まれた国と異なる国で生活している人々は2億4400万人にのぼるとみられている。そして、この数は2050年には5・9億人にまで増えると推計されている。戦争や経済的な収奪が主な原因だ。
 http://www.wsj.com/articles/some-countries-see-migrants-as-an-economic-boon-not-a-burden-1450881706