雨。テニスを予定していたのに残念である。
今週のビッグイベントは何と言ってもＦＯＭＣである。もし利上げが実現すれば、実に９年ぶりとなる。
利上げによって債券や原油、ドル市場に地殻変動が起きる可能性がある。ＦＯＭＣを数日後に控え、ハイイールド社債が売られている。このインプリケーションは何か。さらに、原油価格が低迷しているのは何を意味しているのか。投資家はおびえている。
金曜日のダウ工業株価は１・８パーセント下落した。しかし、マーケットのストレスを読み取る上では、原油価格の低下（これは今週11パーセントも下落した）と、米国のジャンク債の下落に注目すべきだろう。
今のところ、ポートフォリオマネージャーたちは、これらは深刻な経済的困難のサインというよりも、単なるマーケットの修正に過ぎないとみている。
米国株の取引量は急増している。今月は１年前と比べて、11パーセントも増加した。
さらに、６年間続いた景気拡大局面が終わりに近づいているのではないかとの不安も、最近の市況乱高下には含まれている。６年にわたって続いたブルマーケットが終わりに近づいているのではないかとの直感だ。
多くの投資家は金利が上昇する相場を経験したことがない。それゆえ、マーケットのボラティリティは上昇し、投資のチャンスだとみる投資家もいる。
http://www.wsj.com/articles/ahead-of-the-fed-tectonic-shifts-in-bonds-oil-and-the-dollar-1449933152
サウジアラビアで女性に選挙権（被選挙権）が初めて認められた。地方議会の選挙において、だ。原油生産大国の動向は、最近の油価低迷の影響も含めて、目が離せない。
女性が多くの基本的人権を奪われている超保守的な国が、初めて女性に選挙権を認めたというのは、同国にとってターニングポイントとなる。
ただし、選挙に登録したのは１３万人の女性に過ぎない。２１００ある議席の６９００人が立候補した。このうち女性は９７９人だが、議席を獲得するのはわずかだとみられている。今回はあくまで第一歩に過ぎないようだ。
http://www.wsj.com/articles/saudi-women-vote-for-first-time-1449908885
