英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

EUとトルコ

 曇り。
 世界の株式市場は下落した。中央銀行がどう動くのか、その手がかりを探している。足を引っ張っているのが、エネルギー企業だ。
 手がかり探しの材料となったのが、Fed幹部の発言だ。イエレン議長にはじまり、ダドリー、エバンズ、ラッカー各総裁がスピーチなどを行った。しかし、彼ら彼女らの発言は中央銀行の思考法を探るにはあまりに不明瞭だ。
 12月のFOMCに向け、株式市場は乱高下する展開となりそうだ。
 もう一つの重しになっているのが原油価格の下落。米国指標原油は1バレル41・75ドルまで下落している。
 http://www.wsj.com/articles/global-stocks-edge-lower-1447317813
 WSJによるエコノミスト調査。92パーセントのエコノミストが12月利上げを予想している。ほぼ全員一致である。
 http://www.wsj.com/articles/economists-overwhelmingly-expect-fed-to-raise-interest-rates-in-december-1447340397
 EUはトルコに対し、難民対策資金として30億ドルを拠出する。資金はトルコ国内の難民キャンプの支援に充てられる。加えて、トルコがかねて要求していた、トルコ国民へのEUビザ発給とEU加盟についての話し合いも復活させる。
 次回のEU−トルコ会合は今月末か12月初旬に予定されている。
 難民問題に対処するうえで、対トルコ対策はEUにとって非常に重要な要石になっている。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/100baae2-8964-11e5-9f8c-a8d619fa707c.html#axzz3r2VzMlXu