英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

米国共和党のカオス

 晴れ。台風一過。昨日の空もきれいだったが、今日も空が青い。
 米国の共和党の混乱が増してきた。下院の院内総務の候補としてあがっていたケビン・マッカーシー議員が候補者レースから降りると発表した。ベイナー議員が辞任を表明して以降、議会共和党内の混乱が続いている。ベイナー議員は後任が決まるまで当面、院内総務にとどまる見通しだ。
 議会共和党にはリーダーシップの真空状態が生まれている。多くの共和党員はウィスコンシン州選出のポール・ライアン議員を推している。ただ、本人は固辞している。もしライアン議員が受けなければ、ベイナー議員の続投もありうるという。
 http://www.wsj.com/articles/house-majority-leader-kevin-mccarthy-exits-race-for-speaker-1444322235
 Hilsenrath記者の記事。木曜日に公表されたFOMC議事要旨を受けたものだ。Fed内部にはインフレ率が低いことへの懸念が出ており、それが利上げ見送りにつながった。
 Fedは2つの目標を掲げているが、雇用の目標は完全雇用に近いものの、インフレ率の安定のほうは、目標とする2パーセントに過去3年間以上、近づいていない。
 議事要旨をみる限り、利上げの可能性が後ろずれする印象を与えている。
 http://www.wsj.com/articles/fomc-minutes-fed-held-off-on-rate-increase-amid-worries-about-low-inflation-1444327409
 VW問題は、米国議会で公聴会が開かれた。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/41ce18ec-6dd2-11e5-8171-ba1968cf791a.html#axzz3o1eYhtKG