もう一つメモしておきたい記事。
プラザ合意から今年9月で30年になる。ジョン・テイラー教授が30年前を振り返って、その意義を検証している。国際金融システムにとって、非常に重要な意義を持ったプラザ合意とは何だったのか。
一つは、不胎化介入は効果がないという点だ。円やマルクによる129回の介入事例を検証し、介入が為替レートに効果があったとの事実は支持されないという結論が得られているという。
プラザ合意後、ドルが一貫して減価してきたのは、1981年から85年にドルが増価したことの反動である。
2つめは、プラザ合意は、参加した5カ国の金融政策にそれぞれ異なる影響を、しかも幅広く与えたという点だ。
日本の金融政策に対しては、プラザ合意は明確な影響があった。
http://economicsone.com/2015/09/24/lessons-learned-on-the-30th-anniversary-of-the-plaza-accord/
プラザ合意30年を記念して、米国ライス大学のベーカー財団でシンポジウムが開催されるようだ。非常に興味深い。
http://bakerinstitute.org/events/1736/