英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

金融緩和のドミノ効果

 晴れだが、風が強い。
 各国中央銀行による緩和競争がドミノ効果のように起きている。その結果、通貨安競争となっている。
 具体的にはユーロ圏から中国、オーストラリア、カナダと続いている。スイスやデンマークも含んでいる。
 ただ、それを通貨安戦争と呼ぶにしても、それはやさしい戦争だ。
 今週G20会合がトルコのイスタンブールで開かれる。その場で通貨安競争が取り上げられる予定だ。
 ただ、通貨安の実相をみると、戦争と表現するのはやや過大な表現だ。スイスを除き、通貨安による犠牲者ははっきり出ていない。
 http://www.wsj.com/articles/central-banks-move-to-drive-down-currencies-yielding-domino-effect-1423421248?mod=WSJ_hp_RightTopStories
 サウジの新国王の直面している課題。就任後、政府系企業の従業員や退職者に対し、ボーナスが支払われた。総額で320億ドルにのぼる。これは彼らがサウジを統治し、国民から忠誠心を得るために必要な政治的支払いである。
 国王が交代するときに配られるボーナスは、サウジにおいて通常行われていることだという。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/21ad2096-ac6a-11e4-9d32-00144feab7de.html#axzz3RC6uzf8o