英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

Fedは我慢強く

 晴れ。
 さて、FOMCだ。Fedは堅調な国内経済とトラブル続きの海外という困惑させるような環境に直面している。今年年央の利上げか、それ以降か。見通しが立てにくい。
 昨日公表されたステート面とによると、経済活動は堅調なペースで拡大している。雇用の増加も力強い。Fedの米国経済の評価はどちらかというと前向きだ。しかし、同時に低インフレ状態や世界経済の減速、ドル高を懸念している。
 投資家はどちらかというと、世界の中央銀行による利下げ、通貨安戦争に目を向けている。
 これまでのところ、Fedの利上げタイミングは6月半ばの会合の可能性もあるとみられていた。しかし、今回のFOMC生命で、3月半ばの会合の可能性が高まったとみられている。
 http://www.wsj.com/articles/fed-sticks-to-patient-tack-on-rate-increases-1422471820?mod=WSJ_hp_LEFTTopStories
 FOMCステートメントについて。CRより。強調ラインで示されているように、現状の経済状況の分析に基づくと、委員会は金融政策の正常化をスタートさせるのに我慢強く待つ姿勢を続けるという。
 http://www.calculatedriskblog.com/2015/01/fomc-statement-economic-activity-has.html
 Duy教授のコメント。今回のステートメントから、何か新たな材料を探し出すのは難しいという。それほど取っ掛かりのないステートメントだったとの評価。昨年12月のステートメントから変化はなく、6月利上げ説がベースシナリオという。
 http://economistsview.typepad.com/economistsview/2015/01/fed-watch-fomc-decision.html?utm_source=feedburner&utm_medium=feed&utm_campaign=Feed%3A+EconomistsView+%28Economist%27s+View%29
 米国の原油在庫が記録的高水準になっているという。CRより。CRが珍しく注目したのは2つ理由がある。
 ひとつは、原油在庫が記録的な水準になっていること。もうひとつは、米国が日量740万バレルもの原油を輸入するようになっている点。輸入量も在庫量も増えていることが何を意味しているのか。この点がCRの興味を引いたようだ。
 http://www.calculatedriskblog.com/2015/01/eia-record-oil-inventories-imports-at.html