英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

さらば、コチャラコタ

 今日も快晴。
 今日は衆議院選の投開票日。47歳の女性の声を引いて、安倍首相率いる自民党は嫌いだけど、野党は統治能力がない、という有権者の「仕方ない」という気分を巧みに紹介している。この女性の気分に全く同感する。自民党に投票はしないけれど…。
 人々は突然の解散総選挙の理屈に困惑しているという。だが、自民党以外の選択肢はない。混乱を巻き起こすのみだった民主党を許す気持ちにもなれない。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/51569de8-81ec-11e4-b9d0-00144feabdc0.html?siteedition=intl#axzz3Lqh6ju7Z
 さらば、コチャラコタ総裁と題するFTアルファビルの記事。コチャラコタ総裁は金曜日、2016年に退任することを明らかにした。16年の2月29日に任期が切れるが、再任を求めないということをミネアポリス連銀の幹部たちに知らせたという。
 2009年10月に総裁に就任して以来、金融危機の最中に、困難な舵取りをまかされた。
 アルファビル子も書いているように、自身の去就を明らかにするには、ずいぶん気の早いタイミングのように思える。まだ、任期終了まで1年以上残しているからだ。
 ただ、コチャラコタ総裁は、Fed関係者の間で、タカ派の不同意派からもっとも情熱的なハト派に転じた総裁として、記憶に長く残ることだろう。
 ミネアポリス連銀は伝統的にエコノミストを総裁に起用してきた。後任総裁は誰になるのか、大変興味深い。
 http://ftalphaville.ft.com/2014/12/12/2070121/money-supply-farewell-to-narayana-kocherlakota/