TimDuy教授が来週のFOMCを前に、プレビューを早速行っている。教授はFed内のタカ派の潜在力を過小評価する傾向にあったと反省している。
それは、今年の金融環境が改善していることを十分に織り込んでいなかったとの反省からきている。
要するに、Fedの政策の方向性を占う際、タカ派的な方向に動くと予想すると、たいてい間違う。少しハト派バイアスで予想するほうが良い、というのがこれまでの経験則だった。
ところが、ここ数ヶ月、雇用統計があまりに急速に改善しているので、ハト派的バイアスを信じてよいのか、マーケットは自信が持てなくなったのだという。
Fed内で議論を左右するグループは、ハト派的ポジションから中立ポジションにシフトしつつあるのではないか。この中にはイエレン議長も含まれるかもしれない。
キーマンは、Fed内の知的支柱であるフィッシャー副議長だが、彼自身は金融政策に関する彼個人のスタンスを、昨年5月の就任以来、一度も明らかにしたことがない。
http://economistsview.typepad.com/economistsview/2014/12/fed-watch-fed-updates-ahead-of-fomc-meeting.html