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原油価格の下落が続き、OPEC加盟国の間でとうとう生産調整で妥協する機運が出てきた。ここ数年、OPEC総会の注目度は低下していたが、今週木曜日の総会は久々に注目度が高まりそうだ。キーマンはサウジアラビアだ。現状の生産調整枠を維持するのか、それともさらに生産調整枠を拡大するのか。
現状の生産枠は、日量3000万バレルだ。だが、実際には加盟国はその枠を超えて生産しているとみられ、30万バレル程度の生産量調整が必要になるとみられている。
しかし、30万バレルでは満足しない加盟国もある。ベネズエラやイランなどだ。これらの国は、予算の前提となる原油価格が1バレル100ドルを超えている。
過去には420万バレル削ったときもあった。バークレイズ証券のアナリストの試算によると、今回は150万バレルの生産削減が必要だとされている。
http://online.wsj.com/articles/opec-members-nearing-compromise-on-supply-cuts-1416937145?mod=WSJ_hp_LEFTWhatsNewsCollection