ケインズの時代がやってきたのか。
債務危機の後、ギリシャは国際機関の処方箋(薬)を飲み、その結果、26パーセントという失業率を受けとった。ポルトガルは財政ルールという薬を飲み、それと引き換えに、市民たちはアンゴラやモザンビークにまで出稼ぎにいかなければならなくなった。なぜなら国内に仕事がないからだ。
勝ち組のドイツでさえ、大規模な貿易黒字にもかかわらず、経済は弱弱しい。
米国の中間層の実質所得は、3パーセントのインフレを加味すると、2007年から09年のリセッション時より悪い。
ケインズの処方箋が今の時代ほど必要とされるときはないかもしれない。
http://www.businessweek.com/articles/2014-10-30/why-john-maynard-keyness-theories-can-fix-the-world-economy