英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

欧州ユーフォリア

 曇り。
 米国の第1四半期GDPが出た。事前予想通り、天候要因で弱い数字だった。年率換算で0・1%の増加。輸出が落ち込んだことも響いた。欧州やアジアの需要が減速しているからだ。
 http://online.wsj.com/news/articles/SB10001424052702304178104579533412969885426?mod=WSJ_hp_LEFTTopStories&mg=reno64-wsj
 今回の安倍首相の確か歴訪先の一つであるポルトガル債務危機の経済再建に苦しんできた同国が780億ユーロの3年間の支援を終了した。アイルランドに続くエグジットだ。5月17日に支援プログラムが終了する。
 債券市場からの資金調達に成功したことで、IMFなど、いわゆるトロイカによる支援はもはや不要だと判断した。
 欧州債券市場には一種のユーフォリアが存在するようだ。このユーフォリアポルトガルの出口を早めた。
 一方、ポルトガル国内で改革や緊縮財政への反対が強まっている。トロイカによる支援を行う前提として、こうした改革の条件を達成することが厳しくなっている。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/b897fb1e-d07b-11e3-8b90-00144feabdc0.html?siteedition=intl#axzz30PcsfMtY