英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

量的緩和政策は効いたのか

 晴れ。昨日は午後から雨だった。
 商戦三井が戦時補償に関して中国で訴えられた件。この記事では、日本企業は数億ドルの潜在債務を抱える可能性がある、と指摘している。
 http://www.ft.com/cms/s/0/17853a38-c9fb-11e3-8a31-00144feabdc0.html?siteedition=uk#axzz2zZ0KeR2v
 マーク・トーマ教授のコラムより。Fed量的緩和政策が終わりに近づいている。問われるべきは、こうした政策は機能したのかどうか、だ。
 たとえば、FF金利の引き下げについて。2006年に住宅バブルが発生した際、Fedは06年6月にFF金利を5%から5・25%に引き上げた。つまり、不動産市場に重大な問題が起こりつつあるシグナルが出ていたのに、Fedの関心はインフレであった。
 流動性供給ファシリティや量的緩和政策はそれぞれどうか。
 http://www.thefiscaltimes.com/Columns/2014/04/22/Report-Card-Fed-Policy-During-Great-Recession
 クルーグマン教授が、サージェントの2007年卒業スピーチに事寄せて、平等と効率性はいつもトレードオフ関係にあるわけではない、と述べている。言いたい力点は、過度の不平等が起きると、経済の効率性も損なわれる、という点だ。
 また、サージェントの想定する経済は、ほぼ完全雇用に近い、かなり効率的な市場経済であることだ。ところが、現実は高い失業や過度の貯蓄を持った経済状態にある。
 http://krugman.blogs.nytimes.com/2014/04/21/no-time-for-sargent/?_php=true&_type=blogs&_php=true&_type=blogs&_r=1&