英字紙ウォッチング

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ラインハート新論文

 晴れ。穏やかな良い天気。日中は暖かいくらいだった。
 投資家は新興国の株式市場から資金を引き揚げつつある。世界の4大株式市場は1月、4年ぶりの大きな下落を経験した。米国、英国、EU、そして日本だ。
 先週、もっとも激しく揺さぶられたのが南アフリカとトルコの通貨市場だった。新興国投資を専門とする投資家グループ、具体的にはフランクリン・テンプルトンやファースト・ステイト、アシュモアなどは、資金の流出に苦しんだ。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/6fd13aca-8a63-11e3-ba54-00144feab7de.html?siteedition=intl#axzz2s3s4OHMq
 ラインハートとロゴフ両教授がNBERに新しいワーキングペーパーを寄稿した。テーマは金融危機からの復活、というもので、100のシステミック銀行危機のエピソードから、一人あたりGDPの推移を検証した。平均的にみて、危機前の水準に所得が戻るのに約8年かかるという。