英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

Taperingに青信号?

 晴れ。強風予報だったようだが、平穏な朝。
 米国でもベビーブーム世代が残りの人生が少なくなり、人生を考え直す機会を持とうとしている。子供達を育て上げ、会社の階梯も一定程度上り詰めた。次の人生に何をしようかと考えたとき、それを思い描く時間もエネルギーも残っていない、ということになりがちだ。
 学生たちにギャップイヤーがあるように、中高年たちにそういう時期があっていいのではないか。米国ではそう考えて仕事をリタイアする人がいる。具体的には学校に戻ったり、フェローシップに応募したり、仲間のネットワークに参加し、新たな道に歩みだす人もいる。
 http://online.wsj.com/news/articles/SB10001424052702304644104579191934045949914?mod=WSJ_hps_LEFTTopStories
 イングランド銀行のカーニー総裁。英国経済が回復してきた暁には、金利を引き上げるツールを使うより、それ以外の手段を使って対応したいと述べた。住宅市場の過熱を意識している。もし失業率の水準が急に下がっても利上げのレバーは引かないということを示唆した。クリスマスシーズンを前に、英国経済が久方ぶりに明るいことを思わせる発言だった。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/162511a0-60f0-11e3-916e-00144feabdc0.html#axzz2n1CG5AER
 TimDuy教授。雇用統計はポジティブサプライズだった。しかし、教授はこのサプライズ、二度目はないと述べている。この統計を受けた市場の反応にFedは満足しているようだ。債券市場は動かず、株式市場は上昇した。Taperingに青信号が点ったのだろうか。教授は、雇用市場は非常に堅調だが、インフレ率はあっちの方に向いている、とそのちぐはぐさを指摘している。
 http://economistsview.typepad.com/economistsview/2013/12/fed-watch-stronger-and-sustainable-but.html
 閑話休題。ちょっと毛色の変わったところでサイエンス分野の記事。NASAが推進している火星探査プロジェクト。好奇心という名前の探査機が古い時代の湖を発見したという。火星に生物が生きていた証拠の一つと言えるかもしれない。
 探査機のCuriosityは2012年8月に着陸し、その後地表面を動いて探査していた。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/fa84d308-5b46-11e3-848e-00144feabdc0.html?siteedition=intl#axzz2n1CG5AER