英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

中国のキャッシュクランチ

 曇り。
 忘れ去られたかに見えた地球温暖化問題について、オバマ大統領が動き始めた。温暖化ガスの排出量を新たな基準で規制する新プランを公表した。気候変動は温暖化ガスが原因ではない、という意見があるが、そうした主張に異を唱えた格好だ。具体的には、先進的なエネルギープロジェクトには80億ドルの融資保証を付ける。
 このタイミングでオバマ大統領が地球温暖化問題について強いメッセージを出すことには意外感があった。 http://online.wsj.com/article/SB10001424127887323683504578566264197407052.html?mod=WSJ_USHomePage_Additional_News
 このところ話題になっている中国の短気金利の急騰問題。中国人民銀行流動性不足(Cash Crunch)に対し、中央銀行である中国人民銀行が対処する動きを見せている。流動性を絞ろうとした当初の意図は、市場の反発を受けて修正を余儀なくされている。
 昨日遅くに声明が出たようだが(英語版ホームページでは確認できず)、いくつかの金融機関に対してここ数日間で資金を注入したと述べた。将来も同様の行動をとる可能性があるという。中国当局流動性不足を正面から認め、公的資金注入の動きが確認されたことで、中国金融システムの問題は新たな局面を迎えた。
 http://online.wsj.com/article/SB10001424127887323683504578566842205728724.html?mod=WSJ_hp_LEFTWhatsNewsCollection
 同様の趣旨の記事。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/7d270942-dd7b-11e2-a756-00144feab7de.html#axzz2XGx4J41y
 米国の金融政策について。
 http://www.economist.com/blogs/freeexchange/2013/06/monetary-policy-3