英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

アマゾンへの疑義

 曇り。風が強く、梅雨前線の影響で今日は激しい雨になりそうだ。
 イングランド銀行の新しいCOOに英国サンタンデールのホッグ氏(女性)が任命された。総裁のカーニー氏の初人事だろうか。中央銀行のCOOという言葉は初めて聞く概念だが、どういう仕事の分担なのだろう。記事によると、副総裁の仕事を整理し、COOという職を新設したようだ。
 なお、現在のタッカー副総裁は今年秋にイングランド銀行を去る予定だ。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/132b1046-d818-11e2-9495-00144feab7de.html#axzz2Wa14EAWy
 アメリカに次いで世界で2番目に大きい売上を誇るドイツで、アマゾンが労働者からストライキの抗議を受けている。同社のビジネスモデルの根幹に関して疑義を突きつけられている。過去1か月の間、ドイツにある2カ所の配送センターの労働者が4度にわたってストライキを起こした。要求の内容は、より高い賃金の支払いと福利厚生の充実だ。いずれもドイツの雇用慣行に沿った主張である。
 しかし、アマゾン側は交渉を拒否している。
 この記事では、問題の所在は、欧州の強い労働保護法制と、アメリカ流のより流動性の高い労働を求める企業ニーズとの衝突、と受け止めている。
 http://online.wsj.com/article/SB10001424127887323836504578553720371751776.html?mod=WSJ_hpp_LEFTTopStories
 キプロスで新しい動きがあった。大統領が100億ユーロの救済策の完全な見直しを求めたのだ。今の救済条件だと経済や銀行システムを傷つけ、このままでは条件を達成できないと警告している。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/b9b8ff9c-d80c-11e2-b4a4-00144feab7de.html#axzz2Wa14EAWy