英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

ドル下落

 雨が降り始めた。
 ドルが全面的に下落、円が急騰している。グローバルな成長はまだ弱々しいのに、各国の中央銀行が金融市場へのサポートを減らそうとしているとの観測から、ドルが売られている。昨日のECB理事会後の会見で、ドラギ総裁はこれ以上の新たな金融緩和策は準備していないと述べた。これが失望につながった。金融危機後、数年間にわたって続いている超緩和的な金融状態から脱却する難しさを示している。
 http://online.wsj.com/article/SB10001424127887323844804578528532070528530.html?mod=WSJ_hp_LEFTWhatsNewsCollection
 これはFTの記事。今日金曜日に発表される米国の雇用統計データについて、市場が神経質になっており、それがドル安につながっている様子を指摘している。テクニカル指標的には、ドルは支持線を超えて下落している。
 JPモルガンのダイモンCEOは、グローバル市場はボラティリティの高まりに直面している、と警告している。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/f18d1ea8-cecf-11e2-8e16-00144feab7de.html#axzz2VO6GCfk0
 確かに経済は快方に向かっている。しかし、状態は決して良いとはいえない…。欧州情勢に関するコメント。
 http://www.calculatedriskblog.com/2013/06/europe-been-down-so-long.html
 今日の雇用統計に関するプレビュー。コンセンサス予想は16・7万人の新規雇用者数の増加が見込まれている。
 http://www.calculatedriskblog.com/2013/06/employment-situation-preview-expect.html
 ロシアのプーチン大統領が離婚していた、という話題が取り上げられている。現職の権力者の離婚はピョートル大帝以来という解説が付されている。プーチン大統領が私的なことに言及することも珍しい。
 http://online.wsj.com/article/SB10001424127887324299104578529481899431480.html?mod=WSJ_hpp_LEFTTopStories