英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

後退 出口戦略

 曇り。今日も気温が低い。
 2日間にわたるFOMCが終わった。今回は記者会見はなし。ステートメントはこちら。
 http://www.federalreserve.gov/newsevents/press/monetary/20130501a.htm
 WSJのHilsenrath記者による昨日までのFOMCに関する記事。声明文のトーンが変わったと分析している。3月のFOMC時点では労働市場の回復ぶりが著しく、議論の焦点はいつ、としてどのように資産買い取りプログラムを終了されるかにあたっていた。しかし、今回は3月時点より出口戦略の議論が後退した。代わりに、雇用市場やインフレ率の状況におうじて、毎月の債券買い取り額を「増やしたり減らしたり」するかもしれないと言及した。
 とくに最近のディスインフレ基調は各国中央銀行の姿勢の変化をもたらしている。今日木曜日にはECB理事会が開催される予定であり、政策金利の引き下げが予想されている。 http://online.wsj.com/article/SB10001424127887324582004578457164283144142.html?mod=WSJ_hp_LEFTWhatsNewsCollection
 Calculated RiskのFOMC論評。財政が経済成長を制約する点と、委員会の債券プログラムに対する姿勢の変化がポイントだと指摘している。
 http://www.calculatedriskblog.com/2013/05/fomc-statement-fiscal-policy-is.html