英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

ラインハート・ロゴフ論争

 晴れ。
 昨日触れたラインハート&ロゴフ両教授の主張に関する論争が大きな反響を呼んでいるようだ。
 FT紙がコラムで大きく取り上げている。大御所の2人に論争を挑み、先進各国で採用されている財政再建政策が本当に妥当なのか、根本的な疑問を投げかけている。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/9e5107f8-a75c-11e2-9fbe-00144feabdc0.html#axzz2QleOvM00
 ラインハート・ロゴフに挑んだ新しいペーパーはこちらにある。高い公的債務残高が成長率を本当に押し下げるのだろうか、という問題意識だ。ラインハートらの主張には、データの使い方に誤りがあると指摘している。ラインハート氏らは、公的債務残高のGDP比が90%を超えた国々は過去20年間で、成長率はっマイナス0・1%だったと主張している。しかし、新ペーパーでは、それは2・2%のプラス成長だったという。
 また、公的債務残高と成長率との関係は時期や国によって大きく異なり、一義的な関係は見いだせないとしている。
 http://www.peri.umass.edu/236/hash/31e2ff374b6377b2ddec04deaa6388b1/publication/566/
 ボストン爆発事件で、FBIは容疑者を絞り込めているようだ。ビデオの映像などから、爆発寸前にゴール近くでバッグをもった不審な人物を特定できたようだ。
 http://online.wsj.com/article/SB10001424127887323809304578428601821162728.html?mod=WSJ_hps_LEFTTopStories
 昨日のダウ株価指数は3ケタ台の下落を演じた。欧州の経済指標が芳しくないことと、決算発表が始まった米国主要企業の業績も振るわないことが主因だ。ユーロ安と原油価格の下落も続いている。
 投資家は株式を売って債券を購入している。10年ものの米国債金利は1・702%に低下した。
 http://online.wsj.com/article/SB10001424127887324493704578428300973717128.html?mod=WSJ_hp_LEFTWhatsNewsCollection