今晩公表される7月の米国雇用統計を前に、ポイントを列挙した。
エコノミストたちによる事前のコンセンサス予想では、非農業部門の新規雇用者数は9・5万人と予測されている。失業率は8・2%で変わらず。毎月10万から12万人の労働者が米国市場に流れ込んでいる。つまり、それだけの新規雇用がないと、失業率は上向かない。
しかし、今年前半から雇用創出力ははっきりと減速し始めている。
http://blogs.wsj.com/economics/2012/08/02/five-issues-to-watch-for-in-jobs-report/
過去3か月の雇用統計の数字は悪かった。4月は6・8万人、5月は7・7万人、そして、6月は8万人しか新規雇用者は増えなかった。
事前のいくつかの関連経済統計をみる限り、7月の経済情勢は弱くなっていると言わざるを得ない。雇用統計の結果もそれほど強いものにはならないだろう。ただ、天候や季節要因が薄まれば、予想以上に良い統計結果になるかもしれない。
http://www.calculatedriskblog.com/2012/08/employment-situation-preview.html