英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

ギリシャ再選挙

 快晴。
 欧州情勢が再びきな臭くなってきた。
 スペインは国内銀行に数十億ユーロの公的資金を注入する。具体的には国内3位のBankia。従前は、国内銀行への追加資金の投入は必要ないという姿勢だったが、転換した。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/dfd702ee-9840-11e1-8617-00144feabdc0.html#axzz1tFi7s8WO
 ギリシャは、再選挙の可能性が出ている。中道右派勢力は国民救済政府の組閣に失敗。6月17日に開催されそうだ。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/a3b362da-9868-11e1-8617-00144feabdc0.html#axzz1tFi7s8WO
 総選挙で第二党につけたギリシャの急進左翼の野党党首は、財政再建を主軸とする救済策を野蛮だと批判している。37歳のTsipras党首は、富裕層への課税や債務返済の繰り延べ、防衛費の削減などを訴えている。ユーロからの離脱は、単一通貨を危険のさらすとして、反対しているようだ。
 http://www.bloomberg.com/news/2012-05-06/greek-election-surprise-rejects-barbarism-of-bailout-austerity.html
 フランス大統領選よりギリシャ総選挙の方がインパクトは大きかった。そして、次の焦点はECBがどう動くかである。イタリアのベルルスコーニ首相は選挙で選ばれたリーダーだが、彼が権力の座を追われたのは選挙ではなく、ECBが支持しなかったからだという。
 http://www.economist.com/blogs/freeexchange/2012/05/european-elections