NY連銀が、AIG救済時に取得したモーゲージ証券の新たな売り出しを計画している。皮肉なことに、当時、”有毒”と呼ばれた証券も、今ではより高い金利を求める投資家の人気が高まっている。
NY連銀は、「Maiden Lane Ⅱ」と呼ぶビークルを使って保有している。1月にはゴールドマンがNY連銀に対し、資産の買い取りを打診した。その他の証券会社も参加し、結局クレディ・スイスが額面価格70億ドルの証券を買い取った。Maiden Lane Ⅱにはあと130億ドル残っている。
http://www.ft.com/intl/cms/s/0/3a9ed444-4eb4-11e1-8670-00144feabdc0.html#axzz1lNatjKjr
ユーロ圏にとっての審判の日は、延期されたかのように見える。ポルトガルを除き、ユーロ周縁国の国債入札は順調だ。昨年末に懸念されたユーロ圏の分裂の恐れは遠のいたかのように見える。スペイン10年国債の金利は5%を下回った。イタリア国債も6%を切り、昨年10月以来の最低水準を更新した。
マーケット関係者は、ユーロ危機は終わったのか、とため息をつきたいところだろうが、答えはもちろんノーだ。
一時的に株価や債券市場は盛り返すが、それは長続きしそうもない。今月末のECBによる資金供給LTROは、引き続き旺盛な需要があるだろう。
http://www.ft.com/intl/cms/s/0/5525803e-4e81-11e1-8670-00144feabdc0.html#axzz1lNatjKjr
モルガン・スタンレーの決算資料の注記をめぐるコメント。第4四半期にイタリア向けエクスポージャーの残高が49億ドルから15億ドルに減少した意味について、検証している。
http://ftalphaville.ft.com/blog/2012/02/01/861291/morgan-stanleys-most-mysterious-footnote-part-1/
http://ftalphaville.ft.com/blog/2012/02/01/863601/morgan-stanleys-most-mysterious-footnote-part-2/