英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

FOMC直前

 昨日、今日と連日相場が大崩れ。あと5時間後に迫った今晩のFOMC声明のリリースへの注目も高まっている。 
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/63bf4174-c165-11e0-b8c2-00144feabdc0.html#axzz1UXIJw3NK
そのFOMC。難しい判断を迫られそうだ。経済指標が弱いこと、ユーロ圏の債務危機、そして、米国債の格下げ。新たなリセッションに陥る危険性がある。追加刺激策を打つのか、その動向が注目される。
 一方で、今年後半には成長率が上向き、原油価格もピークアウト。日本の津波によるサプライチェーン分断も修復しつつある。そして、物価は下落ではなく、上昇している。  
 さらに、8月2日のブラックアウト期間に入った後、いろんなことが起きたので、FOMCメンバーが市場にシグナルを送るチャンスがなく、今回の会合は予測不可能だ。
 
http://www.ft.com/intl/cms/s/0/4857b65a-c1dd-11e0-bc71-00144feabdc0.html#axzz1UXIJw3NK

 Calculated Riskより。バーナンキの7月の議会証言では、経済見通しの停滞とデフレの危険性の2要件が満たされない限り、QE3に踏み切る可能性は低い。現状、経済は弱く、ディスインフレの兆候も見られる。しかし、今回の会合ではQE3に踏み込むことはないのではないか、とみる。
 http://www.calculatedriskblog.com/2011/08/fomc-preview.html